品質とは、全生産量のうち初回で良品となった割合を指します。品質 = 良品数 ÷ 全生産数。全生産数とは、稼働時間中にラインが生産したすべてのもので、不良品として排除されたボトルも含みます。良品数とは、再加工や再処理を経ずにすべての検査を通過したものです。
OEEが初回良品にこだわる理由は、再加工が損失を隠すからです。充填量が少なかったボトルを空にして洗浄し、再充填した場合、充填機の時間を2回消費しています。最終的に出荷されたからといって良品としてカウントすると、品質の数値は良好に見えますが、実際の機械の生産量は見かけよりも低くなります。OEEの計算ではこれを不良品としてカウントし、再加工は別途コストとして追跡します。
ボトリングラインにおける一般的な不良原因には、充填不足、充填過多、キャップのトルクが範囲外、キャップの傾き、ラベルのずれや欠落、ボトルの破損などがあります。それぞれの理由ごとに集計することが重要です。なぜなら、品質要因だけではどれだけの不良が発生したかは分かりますが、その理由は分からないからです。
重要概念
良品数とは初回で良品となったものを指します。再加工や再処理されたユニットは、OEEの目的において不良品としてカウントされます。
実践例
アイスティーラインが1シフトで61,500本のボトルを生産しました。検査で充填不足により920本、キャップトルクにより430本、ラベル不良により180本が不良とされ、合計1,530本の不良が発生しました。良品数 = 61,500 − 1,530 = 59,970。品質 = 59,970 ÷ 61,500 = 0.975、つまり97.5パーセントです。充填不足だけで不良の60パーセントを占めており、これは充填バルブのセットアップに問題があることを示しています。
標準手順
- 1パフォーマンスの計算に使用したものと同じカウンターから全生産数を取得し、両方の要因で分母を共有します。
- 2ラインから取り除かれた時点で、不良の理由コードごとに集計します。
- 3再加工に回されたユニットを含む全不良品を全生産数から差し引き、良品数を算出します。
- 4良品数を全生産数で割ります。
- 5不良の理由を多い順に並べ替え、何を修正するかを決定します。
レッスンのまとめ
- ✓品質は全生産数を基準とし、再加工されたユニットは良品として扱いません。
- ✓理由ごとの不良集計は、パーセンテージを具体的なアクションリストに変えます。